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2. タバコがやめられない2つの理由とは?
1. ニコチン依存
喫煙を続けることで、タバコに含まれるニコチンが脳のセロトニンとドーパミンというホルモンのバランスを崩し、タバコが切れるとイライラしたり集中できない、無性にタバコが吸いたいといった禁断症状を起こします。
タバコを吸うとこれらの禁断症状が消えるので、「気分が落ち着く」「ホッとする」といったタバコの効用と思われがちな気持ちになりますが、これは「ニコチン依存」の症状そのもので、禁煙しにくい最大の原因となっています。
起床後30分以内に1本目を吸う人は、ニコチン依存の強い人です。このような人はニコチン製剤を使うと大変楽に禁煙が始められます。
2. 心理・行動的依存
長年タバコを吸ってきたので習慣になっている、手持ち無沙汰の解消、間を持たせる、といった依存です。
環境改善、行動パターン変更、代償行動などで乗り越えます。